「拙い」をまずいと読むとまずいことがあります!
これがどういうことか解りますか?
普通は(つたないと)読むべきですね。
「拙者」の読み方や意味とは?
「某」「身共」とのちがいは?
私はこれまで「拙い」や「拙者」とペンで紙に書いたことはありませんでした。
そこで今回の記事では「拙い」や「拙者」という言葉の正しい意味や使い方について、改めて調べてみました。
「拙い」の読み方は
「つたない」と読みます。
「拙い」の意味
物事に巧みでない、能力が劣っている、ふつつか、運が悪い。
「拙い」の類似語
「まずい」「卑しい」「見苦しい」「不器用」「ぎこちない」「ぶきっちょ」「不細工」「下手くそ」など
「拙い」の誤用されるパターン
「これは拙い(まずい)ことになってしまった」
「まずいこと」は本来「不味いこと」と使うべきではないでしょうか?
これはパソコンなどで「まずい」を漢字変換するときに「不味い」と「拙い」が出てきて「不味い」は料理が不味いときに使うと勘違いして「拙い」と使う人がいるためだと思われます。
「料理が拙い」と使った場合は料理の技術が劣っているということです。
料理が拙いから料理の味が不味いということになりますね。
「拙者」について
「拙者」の読み方は
「せっしゃ」と読みます。
「拙者」の意味
「拙者」は主に武士が用いた、「わたし」、「われ」という意味です。
男子が自らをへりくだって言う言葉です。
誤用の「拙い」(まずい)からすると「不味い者」となってしまい、おかしなことになります。
「拙者」と「某」と「身共」の違いは?
「拙者」は、
改まった場所で使う言葉で、今の言葉では「わたくし」「不肖」(ふしょう)などと使います。
「某」(それがし)は、
堅苦しくない場面で普通に使われた言葉です。
今の言葉では「わたし」と使います。
「身共」(みども)は、
気を許している相手に対して使う言葉です。
今の言葉にすると、「わたし」「僕」「俺」などになると思われます。
まとめ
・「拙い」の読み方は
「つたない」と読みます。
・「拙い」の意味は
物事に巧みでない、能力が劣っている、ふつつか、運が悪い。
・「拙い」の類似語
「まずい」「卑しい」「見苦しい」「不器用」「ぎこちない」「ぶきっちょ」「不細工」「下手くそ」など
・「拙い」の誤用されるパターン
「拙い(まずい)ことになった」など
「不味い」と使うべきところに「拙い」と漢字変換して使われていることがあるようです。
・「拙者」(せっしゃ)とは
改まった場所で使う言葉で、自らをへりくだった言い方で今の言葉に言い換えれば「わたくし」になると思われます。
「拙者」と似ている言葉で、使い方に違うものがあります
・「某」(それがし)は
堅苦しくない場面で使われる言葉で、今の言葉に置き換えると「わたし」になると思われます。
・「身共」(みども)は
気を許している相手に対して使う言葉で、今の言葉に置き換えると「僕」「俺」になると思われます。
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